DeNA ラミレス監督は接戦制し満足顔、桑原の打撃&守備を絶賛
「中日1-2DeNA」(9日、ナゴヤドーム)
接戦を征したDeNAのアレックス・ラミレス監督は、「ベストな形で勝てたかなと思います」と満足そうに笑みを浮かべた。ドラフト1位の浜口遥大投手(神奈川大)が七回途中1失点と好投しプロ初勝利。六回には梶谷隆幸外野手が決勝の2号2ランを放った。
この2人だけではなく、指揮官が絶賛したのは桑原将志外野手だった。六回2死後に2ボール2ストライクと追い込まれながらしぶとく右前に安打を放ち、梶谷の逆転アーチを呼び込んだ。「クワ(桑原)がヒットを打って、あれがないとカジまで回ってこなかった。(2ボール)2ストライクのあとに、しっかり打ってくれたのが良かったです」と褒めた。
守備でも1点リードの七回2死二塁で大島の中前の安打を捕球後、中堅・桑原が本塁に好返球してアウトにした。「今までクワの守備を見てきましたけど、初めてなぐらいパーフェクトなスローイングでした」と高評価した。
最下位転落も回避したDeNA。「チームの状態は、良くなっていると思います。まだ数字だけ見ると3勝5敗(1分)ですけど、これからドンドン上がっていくんだな、という兆しが見えている。いいサインだと思います」。ラミレス監督は、チームの上昇に確かな手応えをつかんだ様子だった。