「ＤｅＮＡ６－８阪神」（１２日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手が、絶好機で凡退した。九回に２点差に迫りなおも２死二、三塁と一発出れば逆転サヨナラの場面を迎えたが、空振り三振に倒れた。七回にも２死一、二塁で左飛に倒れた。４番打者は「今日は得点圏で全く打てなかった。そこですね」と反省した。

　今季１０試合を消化した時点でもいまだノーアーチ。それでも、この日は二回と三回に左方向に運びマルチ安打をマークし、「感覚は正直、だいぶ良くなっている」と徐々にではあるが、調子は上向いている様子。

　ラミレス監督は「ストライクをしっかり振ってくれと。しっかり投げてくるいい投球を見逃さず、それをしっかり打ってくれと。それぐらいしか言うことはない」と説明。そして「もうすぐ目覚めると思います。大丈夫だと思います」と近日中の打棒爆発を“予告”した。

　キャプテンでもある主砲は「自分が打っても負けたら意味がない。チームが勝つために毎日、やっていきます」と今後もこれまでと同じように、チームが勝利をつかむために奮闘する覚悟だ。