デーブ大久保、雄星と対面、号泣和解していた

 プロ野球・楽天の元監督でタレント、野球解説者のデーブ大久保が12日、日本テレビ系で放送された「ナカイの窓 お久しぶりSP」で、2010年の西武2軍打撃コーチ時代に起こした暴行事件の“被害者”雄星と号泣和解していたことを明かした。

 事件の発端は、デーブが早出練習の遅刻などで選手に高額の罰金を徴収し、これを選手会が球団に報告したことにあった。『チクリ行為』と受け止めたデーブは、当時ルーキーだった雄星を選手会への“密告者”と決めつけ、暴行に及んだとされる。この件について「頭をパチンとやったのが暴行に」と振り返った。

 その後、解雇となったデーブだが「雄星とは…2年経ったので言っていいかな」と前置きしたうえで、号泣和解していたことを語った。2016年の西武のキャンプ取材を渡辺久信SDに相談。すると返ってきたのは「雄星に謝ってくれないか」というものだった。デーブも「ぜひぜひ謝らせて下さい」と即答し後日、球団室に。すると雄星が部屋に入ってくるなり「デーブさんすみませんでした」と号泣。「僕が悪かったですというようなこと言ってくれて…。渡辺さんも僕もブワーって涙出てきて」と目を潤ませながら、和解現場の様子を振り返った。

 そしてデーブも「雄星、悪かった。オレみたいな大人が苦しめて申し訳なかった」と改めて謝罪。同席した社長が「全て許すから球場にどんどんきて、野球界を盛り上げて行こう!」と手打ちに至ったという。

 「一軍の監督や、ホームラン打つ…それよりも球団の人たちの前で、雄星と握手をして泣けたというのは、何よりうれしかった」という号泣和解話は、番組での「打ち合わせもしてない話」と突然明かしたというデーブ。「でもこれで、僕もスッキリしました」と晴れ晴れとした笑顔を見せていた。

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