楽天、新V方程式で堅首 森原-ハーマン-松井裕で1点差逃げ切った!
「楽天3-2日本ハム」(14日、Koboパーク宮城)
楽天が1点差を守りきった。森原-ハーマン-松井裕の新・勝利の方程式が躍動した。鉄壁のリリーフ陣の奮闘で、梨田楽天が首位をがっちりキープした。
「厳しい試合だったね。ヒットの数の割に点が入らず、苦しい試合だった。中継ぎ、抑えがしっかり抑えてくれた」。指揮官は振り返った。制球の定まらなかった釜田を五回限りで見切りを付け、六回から福山を投入。七回の男に定着したドラフト5位・森原(新日鉄住金広畑)、新外国人・ハーマンが仕事を果たすと、守護神・松井裕がきっちり締めた。
昨季は救援防御率が12球団ワーストの4・53。だが今季は新たな顔触れが加入し救援陣が活気づいている。今季5セーブ目を挙げた松井裕は「勝ちパターンで出て行くことが多いので、盛り上がっているし、ブルペンの雰囲気もいいです」と話した。
「負けるときは10何点も取られるが、勝つときは1点差。ファンの方には許してほしいですね」と梨田監督。そう話す表情も、どこか誇らしげだった。