ヤクルト・山田11本目先頭弾 ヒルトン抜き球団歴代2位
「DeNA2-7ヤクルト」(15日、横浜スタジアム)
先制パンチで球団史に名を刻んだ。ヤクルト・山田が初回先頭打者本塁打を放ち、2015年6月25日・中日戦(ナゴヤドーム)以来、通算11本目を記録。球団ではヒルトンの10本を抜き、佐藤孝夫の18本に次ぐ歴代2位となった。
フルカウントからの6球目。石田の直球を燕ファンが待つ左中間席にライナーで放り込んだ。「久しぶりにいい当たりが出て良かった」。仲間からハイタッチで迎えられ、少し笑みを浮かべた。
試合前時点で打率・250と本調子ではなかったが、今季2号ソロは2日のDeNA戦(神宮)以来の“休日弾”。土曜日で多くのファンが詰めかけた大入りの球場で結果を残した。六回には四球で出塁。二盗に成功し、今季3盗塁目をマークした。
チームも4位に浮上。真中監督は「勢いついた。いいホームランだった」と手放しで喜び、「まだまだやってもらわないと」とさらなる奮起を促した。前人未到の3年連続トリプルスリーへ、一つずつ積み重ねていく。