ヤクルト・バレ2打席連続弾、空砲も 真中監督「維持してもらえれば」
「DeNA6-3ヤクルト」(16日、横浜スタジアム)
頼れる主砲の完全復活だ。ヤクルト・バレンティンが2、3号ソロを放ち、2016年9月9日・巨人戦(神宮)以来となる2打席連発。今季2度目の連勝は逃したが、60発男が上昇カーブを描いていく。
まずは同点で迎えた三回2死走者なしの第2打席。「狙っていた」というクラインの初球、スライダーを強振。打球は大きな弧を描き、左翼席最上段に突き刺さった。
六回の第3打席もスライダーを捉え、左中間席最上段まで運んだ。これで3試合連続の複数安打。九回にも先頭で中前打を放ち猛打賞をマーク。「今まで打ち損じてきたのが、当たり出してきた。対応できるようになった」と好調の要因を話した。
開幕は4番で迎えたが、打率が1割台後半まで落ち込み、3試合連続で3番に入った。4戦連続無安打の後、ここ3試合で8安打の固め打ち。真中監督は「このままの状態を維持してもらえれば」と期待を込めた。復活したバレ砲がチームに勢いをつける。