立大・田中誠、打者27人で1安打完封 ベンチもビックリ
「東京六大学、立大2-0法大」(17日、神宮球場)
3回戦1試合が行われ、立大が法大に2-0で勝ち、連勝で2勝1分けとして勝ち点1を挙げた。田中誠也投手(2年・大阪桐蔭)が緩急をうまく使い、1安打完封でリーグ戦初勝利をマークした。
ベンチもびっくり、立大の田中誠が1安打1四球の走者もけん制と併殺でアウトにして、打者27人で二塁を踏ませない完封だ。昨年は救援。今年は先発を目指して体づくりをしてきたが、これが大学で初完投。溝口智成監督(49)も、前日の手塚に続く2年生の完投に「まさかね…」とうれしい誤算だ。
1回戦で5回4失点したリベンジも果たした田中誠。「慎重になりすぎていたので、今日は開き直って腕を振った。守備にも助けられました」と振り返った。
直球が低めに制球され、テンポ良く打たせた。大阪桐蔭の先輩の笠松、峯本が1打点ずつ援護し、サードの笠松はヒット性の打球をアウトにしてくれ、大阪桐蔭デーに花を添えた。