楽天・辛島スカッと0封 チーム4連勝!首位ガッチリ
「西武0-2楽天」(18日、埼玉県営大宮公園野球場)
一発を秘める西武の強力打線を手玉に取った。4月1日の開幕2戦目・オリックス戦(京セラ)以来、中16日の登板だった楽天・辛島が6回3安打無失点。今季初の零封勝利で4連勝するとともに、首位をがっちりキープ。そして3・4月の勝ち越しを決めた。
「1人ずつしっかり抑えられました。うまくいろんなボールを使いながら打ち取れました」。左翼から右翼方向に風が吹いていた。右が3人並ぶ浅村、中村、メヒアのクリーンアップにとっては逆風。「少々打たれても大丈夫だな」。心の余裕から腕を思い切り振れた。130キロ中盤の直球にスピードガン以上のキレが生まれた。
前回登板予定だった11日の西武戦が雨天中止。過去には1カ月で3度の雨天中止に泣かされた経験のある雨男。この日も悪天候が予想され、水入り回避を願っていた。晴れてマウンドに立った左腕は風を味方につけ、首位独走を予感させる白星をつかんだ。