ロッテ・伊東監督 3度目の3連敗 「(打開策は)こっちが聞きたいくらい…」
「ロッテ0-2ソフトバンク」(19日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・伊東監督があえて柔和な笑顔を見せた。
「これから夜間練習です、自主練習です」
今季3度目の3連敗に、今季初の0封負けだ。これまで貧打に泣いてきたが、上昇の気配はない。ついに0を9個並べた。
試合終了後、伊東監督は「いつもいつものことで…。4本でしたっけ?ヒットは」と切り出し、「(打開策は)こっちが聞きたいくらいです。どうしたらいいか。以上」と会見を打ち切った。
ナインはロッカールームでミーティングを終えると、打者陣はバットを手に室内練習場に足を運んだ。18日の試合後も打者陣は自ら打ち込んだ。そしてこの日もだ。2日連続だが、16日の敗戦後もやはり室内で誰もが黙々とバットを振った。
チーム打率・190、本塁打数5本も6球団中最下位。得点だけはかろうじて5位だ。投手が先に失点すると、打線が意気消沈する展開が続く。
この夜は好投のスタンリッジを援護できなかった。一回の1死三塁の先制機を逃すと、あとは東浜、岩崎、そしてサファテにヒザを屈して散発4安打。本塁が遠い、遠すぎた。
「打者は打たされている。自分のスイングができていない」と伊東監督。この苦境を打開するには打ち込む以外にない。
20日の先発は新人ながら、6日のデビュー戦でプロ初登板初勝利をマークした佐々木。なんとか盛り立てて連敗を脱出したい。ロッテ、正念場だ。