巨人・由伸監督、阪神・糸井「警戒」 球団タイ4戦連続完封へ
宿敵相手に巨人が球団タイ記録の4戦連続完封に挑む。高橋由伸監督(42)は20日、21日からの本拠地での阪神3連戦に向け、FA加入した糸井嘉男外野手(35)への警戒を強めた。帰京前の鹿児島空港で「主軸は警戒しないとね。その前に走者を出さないことが一番」と話した。
今季の対戦はここまで1勝1敗。阪神打線の昨季との違いについて「(去年とは)違う人がひとり入っているからね。それは違うでしょ」と“超人”がもたらす効果を口にした。「失点が少なければ勝つ可能性は上がるし」と指揮官。中軸を分断し、勝利への道を探っていく。
22年前の3戦連続完封は、敵地での阪神3連戦で記録。1974年以来の球団タイ記録がかかる今回の相手も阪神という数奇な運命をたどる。この日は自軍の試合がなく「(夜の)中日対阪神戦をテレビで見ますか」との問いに「どこ(の局)でやってるの?」と対策に余念がない姿勢をうかがわせた。
3連戦の先発はマイコラス-田口-内海の順となる見込み。先陣を切る助っ人右腕は「この(連続完封の)流れに乗りたい」と意気込み、糸井に対しては「情報はインプットできた」と不敵な笑みを浮かべた。頼れる投手陣を前面に猛虎を沈黙させ、さらなる勢いに乗る。