DeNA梶谷、執念V打 延長十回1死満塁でガツン「乗っていける」

 「広島3-5DeNA」(20日、マツダスタジアム)

 執念の決勝打だった。3-3の延長十回1死満塁。絶好機にDeNA・梶谷隆幸外野手(28)が、今村から気迫で中前にはじき返し、勝ち越しに成功した。

 3番打者は、その前の4打席で無安打3三振と結果は出ていなかったが、勝負どころで「普段通り」と全く動じることなく、値千金の一打を放った。ラミレス監督は「ああいう重要な場面で結果を出したのは大きい」と目を細めて大絶賛した。

 マツダスタジアムで行われた昨年の広島とのCSファイナルS。左手薬指を骨折し、激痛に耐えて強行出場。だが、1勝しかできず敗退し、悔しい思いを味わった。

 まずは強敵にリベンジを果たした。梶谷は「目の前の試合を頑張ろうという気持ちでやっている。首位の強いカープに連勝したので乗っていける」と笑みを浮かべた。

 チームは、今季初の2カード連続勝ち越し&連勝。「グレートフィーリング!」とラミレス監督。大きな1勝をつかみ取った。

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