国士舘大・椎野、6球団視察の中で3安打完封 阪神スカウト「まだまだ伸びしろ」
「東都大学野球2部、国士舘大6-0駒大」(20日、大和スタジアム)
国士舘大が快勝し、勝ち点1とした。3連投の今秋ドラフト候補・椎野新投手(4年・村上桜ケ丘)が、3安打完封で今季2勝目。二塁を踏ませず「昨日と今日は気持ちですね」と、笑顔を見せた。
195センチ、89キロの大型右腕。6球団のスカウトの前で、144キロを計測した直球に、スライダーもさえた。冬場はウエートトレーニングなどで下半身をいじめ抜き、体重は5キロアップ。球威も増した。阪神・吉野スカウトは「上背があり、バランスよく投げられる。まだまだ伸びしろを感じる」と期待した。
1回戦は五回途中5失点で降板したが、2回戦は2回4奪三振の好救援を見せ、この日は完封。駒大の左腕・東野とのドラフト候補対決にも雪辱し「これで自分もチームも乗っていけたら」と、手応えを口にした。