DeNA・ラミレス監督、息子の誕生日を飾れず… 九回2死からの同点被弾
「DeNA2-2中日」(21日、横浜スタジアム)
本拠地に悲鳴がこだました。1点リードの九回、2死。DeNA・新守護神のパットンが、1ボール2ストライクから平田に同点ソロ被弾。3連勝はならず、痛恨の引き分けとなった。ラミレス監督は「本当にあと1球。決して悪い球ではなかったと思うが、これも野球」と、現実を受け入れた。
またしても逃げ切れなかった。開幕から安定感を欠いた山崎康から、パットンを抑えに配置転換。だが、助っ人は、抑え転向後の登板4試合で早くも2度目の救援失敗となった。それでも指揮官は「信頼は揺らいでいない。明日も同じ状況が巡ってきたら、彼がクローザーだ」と、迷いを打ち消すように強調した。
この日は、ラミレス監督の愛息・剣侍君の2歳の誕生日。試合前にはケーキでお祝いし、遠征先の広島で購入した洋服をプレゼントした。指揮官は「息子はやんちゃで奥さんが一人だと手に負えないので、今日は家にいます」と明かしていたが、メモリアル勝利は届けられなかった。