西武・雄星1安打完封 4年ぶりの快投!144球12K2勝目

 「西武9-0日本ハム」(21日、メットライフドーム)

 最後の打者レアードを中飛に仕留めると、安どしたような笑みを浮かべた。西武のエース菊池が2013年以来、4年ぶり4度目の完封。被安打は初回に先頭の西川に許した右前打のみで、今季本拠地初勝利となる開幕戦以来の2勝目を挙げた。

 144球の熱投に「そろそろ勝ちたかったし、次の試合に向けても、いい形で締めたかった」。七回終了時点で123球。疲れはあったが、もう一度ギアを上げた。

 今季投げていなかったチェンジアップも有効に使い、終わってみれば12奪三振。「完封と完投ではえらい違いですからね。九回にもギアを上げられるところを見せたかった」と深くうなずいた。

 昨年のファン感謝祭。楽天に移籍した前エースの岸が最後のあいさつを行った。その姿を目に焼き付け固く誓った。「岸さんが投げる試合は、みんな安心感を持っていた。自分もそういう位置に立たないと」。エースの系譜を受け継いだ左腕が、本拠地でふさわしい投球を見せつけた。

 辻監督も「気持ちが入っていた」と評価。それでも菊池は満足はしない。「完封が4年ぶりは恥ずかしい。もっと完封、完投を増やさないと。求められているのはそこ」。強い自覚を持つ男はさらなる高みを見据えている。

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