ヤクルト小川、雨にも負けず鯉斬り 真中監督「本当に良く投げた」
「ヤクルト1-0広島」(22日、神宮球場)
雨にも負けず、右腕を振り続けた。前日連敗を止めた石川の好投に刺激を受けたヤクルト先発の小川泰弘投手(26)が、首位・広島を相手に7回を2安打完封で2勝目。チームに今季2度目の2連勝をもたらした。
六回までスコアボードに「0」が並ぶ投手戦。1点の援護を受けてマウンドに上がった七回2死二塁、打席には新井。フルカウントからの6球目。「一番力が入った」と外角低めへの渾身(こんしん)の直球で遊ゴロに打ち取り、ガッツポーズを見せた。
「一番の勝負どころ。開き直りました」と淡々と振り返った小川。真中監督は「本当によく投げてくれた。ピンチもあったけど粘ってくれた」と目を細めた。チーム防御率はリーグトップの2・76。強固な投手陣を武器に、まずは4つの借金を返済する。