報徳・大角新監督が初陣星 凡ミスにカミナリ「油断はいらん!」
「春季高校野球・兵庫大会・2回戦、報徳学園7-1西脇工」(22日、明石トーカロ球場)
今春センバツ4強の報徳学園が、4月に就任した大角健二新監督(36)の下、新体制で初の公式戦を勝利で飾った。新指揮官は防げるミスを厳しく叱責。前任の永田裕治氏(53)も見つめる前で早速、自らの色を出した。
「1球、1点にこだわるのが報徳野球の原点や!!油断はいらん」
問題視したのは九回1死のプレー。高いバウンドのゴロを三塁手が後逸後、遊撃手らのカバーが遅れて二塁進塁を許した。大差の中、気の緩みを感じるプレーに声を荒らげた。
ただ、試合全体を見れば、三回に篠原翔太捕手(3年)が決勝2点三塁打を放つなど、センバツで活躍した主力は力を発揮した。新指揮官は選手に期待しているからこそ、初陣から厳しい姿勢で雰囲気を引き締めた。