オリックス 連勝止まった ドラ1山岡 8回完投も初星お預け
「ロッテ2-0オリックス」(23日、ZOZOマリンスタジアム)
粘投は実らなかった。オリックスのドラフト1位・山岡(東京ガス)が好投報われず完投負け。「粘り負けしたという感じ」。8回を5安打2失点。またしてもプロ初星はお預けとなった。
決定打は許していない。先頭打者の出塁が失点につながった。三回はダフィーに左翼への二塁打、続く吉田に左前打を許し無死一、三塁のピンチを招くと大嶺翔の遊ゴロ併殺打の間に先制点を与えた。七回には細谷の三塁打から1死一、三塁とすると、代打・香月の遊ゴロの間に追加点を奪われた。
敗戦の中でも光明は見えた。要した球数は94球。24個のアウトのうち、飛球はわずか4個。「内野ゴロを打たせるのは理想。理想のピッチングに近づいています」。白星こそ付かなかったが、確かな手応えはつかんだ。
球団では2006年の中山慎也以来、11年ぶりとなるルーキーの完投。ただ、デビュー戦の13日と同じロッテを相手に今季2敗目を喫した。「これからもあたっていく相手。何とか勝てるように」。静かな口調からリベンジへの強い思いがうかがえる。
この日の敗戦でチームの連勝は5、開幕からのビジターでの連勝は7でストップした。次こそは自らの投球で勝利をもたらす。