日本ハム 中田復帰も泥沼8連敗 投壊…3連戦30失点7被弾
「西武12-3日本ハム」(23日、メットライフドーム)
待望していた主砲が復帰しても日本ハムの泥沼連敗は止まらなかった。右内転筋を痛めていた中田が「4番・一塁」で出場したが、13年5月以来の8連敗。栗山監督は「流れを変えないといけないよね。全ての試合を勝ちにいっているので」と声を絞り出した。
中田の復帰で厚みを増した打線はこれまでと違う迫力を見せたが、投手陣が打ち込まれる悪循環だ。三回、近藤の右中間適時二塁打で追いつき、五回には1軍初昇格の松本が中前へ逆転適時打。今回の3連戦で最もベンチが沸き上がった瞬間だった。しかし、七回に宮西、谷元の自慢の救援陣が崩れて大量5失点。今季4度目となる2桁安打を放つも3連戦で計30失点7被弾と投手陣の乱調が響いた。
復帰戦で4打数無安打の中田は「早く雰囲気を変えたい。攻めて攻めて攻めまくる気持ちが大事。これからファイターズの強さを見せていこう」と前を向いた。借金は12まで増えたが、まだ20試合を終えたばかり。巻き返すチャンスは十分残されている。