巨人・菅野、広島へのリベンジ宣言 前回対戦5失点KO…狙うは「完投」
巨人・菅野智之投手(27)が24日、先発する25日・広島戦で完投し、リベンジを果たす決意を示した。1・5ゲーム差で追う敵地での首位攻防戦。「今季10回ぐらいは完投したい」と目標を設定し、「それが広島相手にできれば、チームの相乗効果につながると思う」と、カード頭を担う自覚を口にした。
悔しさを胸にマウンドに上がる。11日の広島戦では、5回2/3を5失点KO。チームも同一カード3連敗を喫した。18日・ヤクルト戦で完封勝利を挙げたが、広島戦とあって11日のイメージの方が頭に残っているという。前夜のヤクルト-広島戦もテレビで研究し「どのみち広島を倒さないと優勝はない。大事な3連戦」と自らを奮い立たせた。
30日までの6連戦。救援陣は森福が不調で2軍降格するなど、勝利パターンのマシソン、カミネロにつなぐ七回の投手が不在だ。エースの完投が救援陣の負担を減らすことは間違いなく、「少ない球数でいけば、長いイニングを投げることにつながると思う」と見据える。
この日は川崎市のジャイアンツ球場で調整した右腕。高橋監督は「きっちり相手を崩すような投球をしてほしい。菅野は破壊力がある投手。持っている力さえ出してくれれば」と期待を寄せた。チームとしても前回の屈辱を晴らしたい3連戦。エースの熱投が3タテ返しへ弾みをつける。