「9番」甲斐が存在感!ソフトバンク14安打逆転勝ち
「ソフトバンク7-5日本ハム」(25日、北九州市民球場)
中盤に集中力を見せた。ソフトバンクが6試合ぶりに2桁に乗せる14安打を放ち、逆転勝ちで連敗を2で止めた。存在感を見せたのは9番に座った育成出身の甲斐拓也捕手(24)だ。3点を先制された直後の三回無死二塁で「いい所に落ちてくれて良かった」と中前に運ぶタイムリー。五回は無死一塁から犠打でチャンスを広げ、その後の同点劇につなげた。
六回は1死一塁で「自分のできることをしよう」と谷元の低めの球に食らいつく。ふらふらと上がった飛球はダイビングキャッチを試みた中堅手のわずか先に落ち、一、三塁の好機に。続く中村晃の犠飛で勝ち越し、2死一、二塁からは「甲斐が気持ちのこもったヒットを打った。自分もまねをしよう」と奮起した柳田の2打席連続となる適時打で加点した。
将来の正捕手候補として期待される24歳の甲斐は今季、千賀と東浜とバッテリーを組む。渋い働きで勝利に貢献し「これからも期待に応えられるようにやっていきたい」と気を引き締めた。