武南のプロ注目・布川、MAX146キロで1失点完投!8球団スカウトが視察
「春季高校野球埼玉大会・1回戦、武南2-1上尾」(26日・上尾市民球場)
武南が競り勝ち、2回戦に進んだ。プロ注目の大型右腕・布川雄大投手(3年)が4安打1失点で完投し、チームを勝利に導いた。
187センチ、85キロの体から投げ込む直球は、終盤まで球威十分。勝負所では140キロを超え、自己最速を3キロ上回る146キロも計測した。変化球に課題は残すものの、8球団のスカウト陣の前で好投。阪神・平塚スカウトが「ボールの角度がいい」と話せば、広島・尾形スカウトも「前でボールが離せる。球持ちがいい」と評価した。
地区予選の大宮工戦では、7回15奪三振の快投を披露していた布川。この日は6奪三振にとどまったが、無安打に封じた五回以降は外野に打球を運ばせず「今日は80~95点。まっすぐで押せたことがよかった」と、顔をほころばせた。