日本ハム、12年ぶり10連敗 栗山監督悪夢のバースデー

 「ソフトバンク4-1日本ハム」(26日、ヤフオクドーム)

 日本ハム・栗山監督の56歳の誕生日が悪夢の日となった。監督就任6年目で自身ワースト、2005年以来12年ぶりの10連敗。敵地では13連敗となり、借金も栗山政権で最多タイの14となった。指揮官は敗戦と同時に帽子を取って一礼し、真っ先に選手サロンへと下がった。「みんな一生懸命やっている。形にできないのはこっちの責任」。これまでどおり自身を責めた。

 前日までの負の連鎖は止まらない。初回に村田が今宮、デスパイネに2被弾でいきなり4点のビハインドを背負った。「立ち上がりですね。大事に行かないといけなかったんですけど、甘く入ってしまいました」と米球界でもまれた右腕も連敗の重圧を受け炎上した。

 連敗中の苦しいチームを象徴するかのように守備でもイージーミスが続いた。四回1死、遊ゴロを処理した中島からの普通の送球を一塁・中田がまさかの落球。「僕も負けたら悔しい」と無念さを明かした主砲だが、両リーグワースト20失策とリズムを作れない要因にもなっている。

 「やるべきことを続けたら、必ず前に進む」と栗山監督。「悪い流れを消します」と言い、バースデーケーキのろうそくの火を消したが暗いトンネルの出口はまだ見えない。

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