中大のドラフト候補右腕・鍬原が今季3勝目 病み上がりも3失点粘投

七回途中3失点で今季3勝目を挙げた鍬原
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 「東都大学野球、中大5-3亜大」(27日・神宮球場)

 中大が逆転勝ちで1勝1敗のタイとした。今秋ドラフト候補右腕・鍬原(くわはら)拓也投手(4年・北陸)が七回途中3失点で今季3勝目を挙げた。

 初回に先制2ランを浴びたものの、打たせて取る投球を徹底。140キロ台前半から中盤の直球に加え、シンカーやスライダーをていねいに低めに集めた。

 前週に発熱し、練習を2日間欠席。体重も4キロ落ちて調整は遅れ、1回戦の登板は見送りに。代わって先発した3年生右腕・伊藤が、打球を膝に受けて戦線離脱していた。

 チームは苦境に立ち、自身も病み上がりだったが、エースとして最低限の務めを果たした鍬原。「不安でいっぱいでしたけど、打たれてからは切り替えて投げられた。野手も打ってくれているので、投手も応えられるようにしないといけない」と、ほっとした表情で勝利の味をかみしめた。

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