早実・清宮、延長Vに「いやー、疲れました」 2本塁打5打点の活躍
「春季高校野球・東京大会・決勝、早実18-17日大三」(27日、神宮球場)
早実の主将、清宮幸太郎内野手が2打席連続本塁打を放った。
八回に右翼席上段に飛び込む高校通算83号2ラン。リードを奪われ後がない九回には起死回生の同点3ランを放ち、高校通算本塁打は84本となった。
試合は17-17で延長戦に突入する壮絶な打撃戦で、延長十二回に1番・野田のサヨナラ安打で早実が35年ぶり9度目の優勝を果たした。
死闘を制した清宮は「いやー、疲れました。ここまでなるとは思わなかった。しっかり食らいついた結果、最後に勝つことができた」と額の汗を拭った。
さらに自身の起死回生の同点弾については、「スライダーを狙って、一発で仕留めることができた。野球人生でガッツポーズをしたことはなかったけど、思わず出ちゃいました。日大三高戦で本塁打を打てたことが本当に良かった。必ずまた当たると思うので、勝てた事は次につながるし、自信にもつながる」と振り返った。
また、試合終了は午後10時をまわる長い一戦となったが、「ナイターは雰囲気が楽しかった。最後の本塁打も応援のおかげ。遅い時間まで残って下さって、自分たちの力になりました」とコメントした。