今季初先発のヤクルト・原樹、立ち上がりの失点悔やむ「しっかり投げていれば」
「中日2-0ヤクルト」(27日、ナゴヤドーム)
今季初先発となったヤクルト・原樹は立ち上がりの投球を悔やんだ。
初回、先頭の亀沢に左前打を許すとバレンティンの失策も絡みいきなり無死二塁のピンチ。犠打の1死三塁から大島に適時打を許すと、2死後、ビシエドにも痛打を浴び、あっという間に2点を失った。「しっかり投げていれば苦しい試合にはならなかった」と自らの投球を振り返った。
それでも許した安打は初回の3本だけ。「3回からは大胆にいけた」と意識を変え、球を低めに集めて0を並べた。伊藤投手コーチは「ゲームを作れたのは評価できる。あと1、2回いって欲しかったけど、点を取れないと勝てないので」と六回の打席で代打が送られたが、5回2失点(自責1)と好投した。次回登板に向け、原樹は「下半身で投げることを意識したい」と修正点を挙げた。
打線は今季初昇格の武内が即先発出場でマルチ安打と気を吐いたが、今季3度目の零敗で再び最下位に転落。真中監督は「又吉に完全にやられました」と唇をかんだ。
28日から本拠地での巨人と3連戦で巻き返しを図る。