巨人・マギー、ヤクルト・山田 明暗分けたビデオ判定 山田の本塁打は幻に

7回、ライトポール際に本塁打を放つもビデオ判定でファウルとなった山田=神宮
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 「ヤクルト0-7巨人」(28日、神宮球場)

 巨人・マギー、ヤクルト・山田の一打は、ビデオ判定で明暗を分けた。いずれも判定は「本塁打」とされたが、ビデオ判定の結果は、「本塁打」と「ファウル」とされ、山田の一打は幻の本塁打となった。

 まずは初回、巨人の攻撃。ヤクルトの先発左腕、石川を攻め、四球、2安打で1点を奪い、なおも1死一、二塁で「5番・一塁」で先発のマギーが打席へ。

 石川が投じた初球の124キロ、カットボールをフルスイングすると、打球は高々と舞い上がり、左翼ポールの上を通過して左翼席へと吸い込まれた。三塁塁審は「本塁打」の判定。

 打球が落ちた場所がファウル域だったこともあり、ベンチから飛び出した真中監督がビデオ判定を要求し、審判団はベンチ裏で協議に入った。判定は変わらず、「本塁打」。マギーの4号3ランで巨人が初回に4点を先制した。

 一方、ヤクルトは7点ビハインドの七回1死一、二塁で、山田の一打がビデオ判定に持ち込まれた。

 山田は巨人・2番手の篠原が投じた143キロの4球目外寄りの直球を逆らわずに流し打ち。打球は右翼ポール際へと吸い込まれ、本塁打を確信したファンが大歓声を上げた。

 一塁塁審の判定も「本塁打」だったが、当の山田は戸惑い顔でダイヤモンドを一周。ライトを守る巨人・長野も「ファウル」をアピールした。

 この一打もビデオ判定に持ち込まれ、結果は「ファウル」。反撃ののろしを上げたはずの、山田の3号3ランは幻と消えた。

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