「ＤｅＮＡ９－３広島」（２８日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡ・須田幸太投手が、好救援で勝利に貢献した。６点リードの六回、先発のウィーランドが広島打線の反撃に遭い、丸にソロを被弾。さらに４連打で１点を失い、４点差に迫られた。

　なおも続いた無死満塁の大ピンチで、ラミレス監督は須田にスイッチ。厳しい場面での登板だったが、中継ぎ右腕は「ウィーランドは開幕からいい投球をしていた。何とか０点に抑えようと思った」と奮起した。西川は狙い通りの空振り三振。代打・新井は三ゴロ併殺打に仕留め、助っ人の来日初勝利をアシストした。

　ウィーランドが「すごく興奮した。須田には本当に感謝している」と語れば、ラミレス監督も「広島打線の勢いを止めてくれた。今日は須田がヒーローだと思う」と絶賛。お立ち台に上がった３０歳が「１年に一回あるかないかのお立ち台。抑えられて良かったです」と笑みを見せると、本拠地のファンから大きな拍手が注がれた。