マギー4号、石川1号 巨人が新戦力で“鬼門”神宮突破
「ヤクルト0-7巨人」(28日、神宮球場)
巨人の新戦力2人が鬼門・神宮の今季初戦で快音を響かせた。マギーが4号3ランを含む3安打4打点、石川が移籍後初の1号2ランを含む3安打2打点。ともに猛打賞で連敗ストップに貢献し、マギーは「打点を挙げるのが仕事」と胸を張った。
まずはマギー。初回、1点を先制しなお1死一、二塁。石川の内角への124キロを強振し、打球は左翼ポールを巻くようにスタンドに着弾。リプレー検証となったが、3ランの判定は変わらず、貴重な追加点となった。期待の助っ人はここ6戦で3発と大暴れ。「スイングがいい状態」と笑みを浮かべた。
石川には待望の一発が飛び出した。4点リードの三回1死一塁、左中間へ2ラン。27日には亀井から、この日は坂本勇から「ホームラン、打ちそうだな」と言われていたといい、先輩の“予言”も的中した一打だった。
チームは昨季、神宮で3勝7敗、15年は3勝8敗と苦汁をなめさせられた。今季はこの日の勝利で幸先のいいスタートを切り、高橋監督も「(初回に)いい形で攻撃ができた。終始こちらのペースでできたかな」と満足げに振り返った。
前夜は広島相手に完封負けを喫したが、この日は今季最多の7得点と爆発した打線。お立ち台で石川は「あと2つ勝ちたい」と高らかに宣言した。神宮を得意の地とし、V奪回へとつなげていく。