ヤクルト・雄平、V弾も反省の弁「打者が頑張らないと」 25イニングぶり得点
「ヤクルト2-1巨人」(29日、神宮球場)
ヤクルトが25イニングぶりの得点で巨人に競り勝ち、今季巨人戦4試合目にして初勝利を挙げた。
値千金の一打をもたらしたのは雄平のバットだった。2試合連続の完封負けを喫しているヤクルトは、8四死球と制球に苦しむ巨人の先発・田口を打ち崩せず六回まで無得点。再三のチャンスがありながらあと一本が出ず、残塁は11を数えた。
0-0の七回1死。この回からマウンドに上がった2番手の篠原から、バレンティンが四球を選び出塁。ここで打席に入った雄平が2ボール1ストライクからのストレートを思いきりたたくと、右翼席へ高々と舞い上がる決勝の2号2ラン。それまでのモヤモヤを吹き飛ばすアーチとなった。
試合後、ヒーローは「入らないと思っていたんですけど、ライトフライだと思っていたんです。ちょっと風が止んでいたのが、本当についてました」と、冷静に振り返っていた。
チームにとっては、26日の中日戦(ナゴヤドーム)の延長11回に雄平が決勝の適時打を放って以来の得点。またしても、雄平のバットがチームを救ったが、「きょうだけじゃなく、ピッチャーがずーと頑張っていて。バッターがもうちょっと頑張っていかないといけないなと、円陣でもみんなで話し合ってやっているんですけど…なかなかうまくいかないです」と反省ばかりが口をついていた。