オリ3タテ返しで奪首だ!金子リベンジ先陣 福良監督「信頼してます」
オリックス・福良淳一監督(56)は1日、楽天との首位攻防3連戦(Koboパーク)を前に首位叩きをエース・金子千尋投手(33)に託した。2日の初戦に3年ぶりの3試合連続中5日先発でエースを投入。2戦目にも同じく中5日で松葉、3戦目に4月4勝のディクソンとローテを再編して開幕3連敗を喫した相手にリベンジする。
29年ぶりの本拠地開幕3連敗、あの屈辱は忘れない。楽天に首位を走らせるきっかけを与えてしまった。それ以来の対戦。福良監督は「忘れた」と口では言うものの、リベンジへ向けて万全の態勢で敵地に乗り込んだ。
先陣を切るのはエース金子。この一戦に合わせるために2014年6月以来、3年ぶりとなる3戦連続中5日という過酷ローテを組んだ。
「やっぱり初戦かな。初戦が大事。(金子を)信頼してますから。もちろん、いけるところまでいってもらいます」
4月4戦全勝と抜群の安定感を見せたエース。疲労への心配もなくはないが、チームが勝つために、行けるところまで行ってもらうつもり。金子本人は「(疲労は)あってもあるとは言わないですけど。楽天?意識しないことはないですけど」とピリピリムードを漂わせた。自身も開幕戦では5回4失点と納得のいく投球ができなかった。次こその思いは胸に秘めている。
第2戦には中5日で松葉を投入。金子と同じく4月4勝のディクソンを3戦目にまわして右、左、右の並びで楽天打線を幻惑する。
指揮官は「どこが相手でも一緒、勝ち越したい」と話した。3連勝 なら首位に躍り出る。だが、ま ず初戦。ここを取ってからすべてが始まる。