ブキャナン“虎キラー”対阪神2戦2勝!ヤクルト今季初3連勝導いた
「ヤクルト4-1阪神」(2日、神宮球場)
“虎キラー”襲名の予感だ。ヤクルト新助っ人のデービッド・ブキャナン投手(27)が7回6安打1失点の好投。高山に先頭打者本塁打を浴びたが、その後は粘りの投球を見せ、阪神戦2試合に登板し2勝。チーム今季初の3連勝を呼び込んだ。
初回、2球目をバックスクリーンに運ばれいきなり失点。それでも「済んだことなので次にいこうと切り替えた」と前向きに右腕を振り続けた。三回1死満塁の場面では、4番・福留の当たりを一塁・武内が好守で3-6-3の併殺に仕留め、ピンチを脱した。
超がつくほどの健康志向だ。大学2年時に、2歳上の姉・セイラさんから言われた「ちょっとぽっちゃりしている」との言葉にショックを受けて以降、チョコレートや炭酸飲料を断った。
オーガニック食材を好み、ヘルシー料理で体を健やかに保つ。1日のうち7時間を体のメンテナンスに使っており、「サウナと水風呂を交互に入ったり」と体と向き合う時間を大切にしている。
伊藤投手コーチは「要所要所で粘り強く投げていた」と評価。ブキャナンは「自分の球は良くなかったけど、守備に助けてもらった」と仲間に感謝し、お立ち台ではファンを「ファミリー」と呼んだ。応援も助っ人の好投を後押ししている。