ソフトバンク甲斐プロ1号逆転満弾!育成出身初の快挙「最高です」

 「ソフトバンク14-4西武」(2日、ヤフオクドーム)

 初々しい。育成出身のソフトバンク・甲斐拓也捕手(24)は初体験となったお立ち台の印象を問われ「最高です。本当にありがとうございます」と表情を崩した。7年目のプロ1号に、プロ初盗塁もマーク。初ものづくしをマイクで締めた。

 先発全員安打で今季最多の17安打。しかも今季初の1試合4発で14得点の猛攻に点火した。2点を追う二回2死満塁、「9番・捕手」の甲斐が流れを変えた。キャンデラリオの内角高め直球をたたくと、打球は低い弾道のまま左翼テラス席へ。プロ入り1号が逆転満塁本塁打になった。

 同じ育成出身の同期で同学年、先発の千賀を援護する一撃。プロ1号が満塁弾は史上59人目だが、育成出身では初の快挙だ。援護を受けた千賀は4連勝で4勝目。チームは3位に浮上した。

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