関大北陽 大阪桐蔭に惜敗 サヨナラ負けで金星逃す
「春季高校野球・大阪大会4回戦、大阪桐蔭7-6関大北陽」(3日、南港中央)
関大北陽が今春センバツ優勝の大阪桐蔭を追い詰めたが、あと一歩及ばず、延長十回にサヨナラ負けした。
二回に先制。同点の六回無死は4番・川崎圭汰外野手(3年)が、左翼席へ勝ち越しソロを放った。六回に逆転を許して1点を追う八回は、相手の適時失策などに乗じて、一気に4点を奪って逆転する粘りを見せた。
だが、好投を続けていた先発・北口翔大投手(2年)が、3点をリードした直後の八回に3安打を浴びて同点とされた。打線は九回、延長十回と得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ずに“金星”を逃した。
大阪桐蔭とは16年春から4季連続の対戦。昨夏の大阪大会3回戦は勝利したが、昨秋の同3回戦は1-12で大敗していた。辻本忠監督は開口一番、「今日はあれだけミスをしてもらったので…。大阪桐蔭さんには(エースの)徳山くんがいることを考えたらまだまだだし、相手はプレッシャーを掛けてくるのがうまい」と話した。
それでも昨秋以降、全員に毎日1000~1500スイングを課してきた打線に手応えをつかんだ様子で、「(速球を)打つことはできるようになった。あとは切れるボールへの対応ですね。夏へ向けて課題がはっきりしたし、今後のプランもできました」と前向きに話した。