福良オリ3連敗3位転落 勇者「阪急ユニ」が泣いている…
「オリックス2-6日本ハム」(5日、京セラドーム大阪)
若きエースがまさかの乱調だった。オリックス・西勇輝投手(26)が初回に連打と犠飛で先制を許すと、眠れる大砲・中田に2ランを浴びいきなりの3失点。吉田正、ロメロの3、4番を欠く今の打線には重すぎるビハインドだった。
この日から『関西クラシック』として80~83年の阪急ブレーブスの復刻ユニホームを着用。背番号21。右腕でシュートが武器といえば、完全試合を達成した今井雄太郎の再来を期待したが、いつもの西ではなかった。
二回以降は持ち直したものの7回141球を投げ、10安打4失点で敗戦投手になった。
「立ち上がりですね。慎重になりすぎて、自分で自分を苦しめてしまいました」
福良監督も「入りがおかしかった。腕が振れてなかったし、躍動感もなかった。前回もそうだけどゲームの入り方を考えないと」と首をひねるしかなかった。
打線も八回に押し出し四球、九回に伊藤の一発で2点はかえしたものの、11試合連続の1桁安打に終わった。特に六回無死満塁で西野が浅い中飛、安達が遊ゴロ併殺打に終わった拙攻が痛かった。
指揮官は「あと1本。1本出れば行くと思う」と次戦の爆発を期待した。今季2度目の3連敗で4月14日以来の3位転落。勇者の復活を期待するしかない。