立命大・東またノーノー!複数回は関西学生連盟初「自分に百点」
「関西学生野球、立命大6-0関大」(5日、ほっともっとフィールド)
関大を6-0で下した立命大の東克樹投手(4年・愛工大名電)が昨春の京大1回戦に続き自身2度目の無安打無得点試合を達成。同リーグ30度目(完全試合1試合を含む)で複数回の達成は東が史上初。許した走者は一回の四球による1人だけで、6者連続を含む毎回の17奪三振。関学大は同大に9-6と先勝した。
記録を狙っていったという九回。先頭を中飛に打ち取ると、次打者を151キロ、28人目は147キロの速球で連続三振。2度目の快挙を17奪三振で飾った東は「真っすぐが一番良かった。スピード、伸びも納得のいくボールだった」と振り返った。
昨春の京大戦で達成した際は変化球をうまく使ったが、1年を経て投球は進化。プロ野球選手にも助言しているトレーニングコーチの話に刺激を受け、下半身と上半身の連動性を高める練習に励んだ。食生活にも気を配り「在学中に150キロ」を掲げた。
球場の球速表示は152キロを記録。先発全員から6者連続など毎回の奪三振。「自分に百点をあげてもいい。それに歴史に名前を刻むこともできた」。旧関西六大学時代を含め、長い歴史を持つ伝統のリーグで達成した快挙に、170センチの左腕は胸を張った。