花咲徳栄・西川V打 5球団が視察…ハムスカウト「かなりのレベル」
「春季高校野球埼玉大会・準決勝、花咲徳栄10-2春日部共栄」(5日、大宮公園野球場)
花咲徳栄がコールド勝ちで決勝に進み、関東大会(20日開幕・茨城)出場を決めた。今秋ドラフト候補の西川愛也内野手(3年)が、5球団のスカウト陣の前で勝ち越し打を含む2安打を放った。
初回に左翼線への二塁打で先制点を演出すると、同点の三回は中前適時打。巧みなバットコントールに日本ハム・今成スカウトは「どんな投手でも自分のタイミング、スイングで打てる。かなりのレベル」と評価した。
昨春の埼玉大会決勝で右大胸筋を断裂。回復途上で出場した夏の甲子園で3戦6安打と結果を残した。昨年11月に患部を手術。リハビリを経て「打撃に柔軟性が出た。左手の押し込みも強くなった」と進化を遂げた西川は「大事な試合で結果が出たことはよかった」と笑顔を見せた。