報徳学園・篠原に虎スカウト熱視線「勝負強い」
「春季高校野球兵庫大会・準決勝、報徳学園8-4育英」(5日、明石トーカロ球場)
センバツ4強の報徳学園が育英を下し、決勝に進出した。今秋ドラフト候補の4番・篠原翔太捕手(3年)が、本塁打を含む2安打4打点。阪神、ソフトバンクなどが視察する前で存在感を見せた。
四回2死一塁。高校通算22号の2ランを左翼席へ運んだ。「センバツを経験して、余裕を持って打席に入れている」。成長を実感する快音に口元を緩めた。
篠原は高校入学と同時に内野から捕手に転向。二塁送球が1・8秒台の強肩が持ち味だ。打撃でもセンバツで16打数8安打、打率・500を記録した。
視察した阪神・熊野スカウトは「いい肩をしている。打撃は癖がないし、勝負強い」と評価する。阪神の捕手は最年少が23歳の長坂。チームの年齢構成を考えれば、指名候補となりそうだ。