日本ハム5月無傷5連勝 有原6度目正直で今季初勝利
「オリックス2-5日本ハム」(6日、京セラドーム大阪)
6度目の正直で手にした白星に日本ハム・有原は笑顔で汗を拭った。7回を2失点に抑え今季初勝利。「チームに迷惑かけて苦しかったけど、勝ちがついてよかった。素直にうれしい」と大きく息を吐いた。
京セラドームの悪夢を力投で振り払った。5日に一塁へ駆け込んだ際に左かかとを負傷した中島の出場選手登録を、この日抹消。4月9日には大谷も同じ場所で左太もも肉離れを起こし離脱した。その一塁ベースに試合前、スタッフが清めの塩をまいて臨んだ一戦だった。
有原は最速149キロに変化球を織り交ぜ粘った。1点リードの五回2死一、三塁。T-岡田の鋭い一塁ライナーを中田がジャンプ一番好捕。グラブを叩いて喜んだ。
開幕投手を務めてから1カ月間、原点に返って自分を見つめ直した。キャッチボールから丁寧に1球1球投げることを念頭に置いた。取り組みが実り「これからしっかりチームに貢献したい」。チームは5月負けなしの5連勝。主役が復調し、昨季の王者が勝ち星量産態勢に入った。