“天理のバレ”神野4打点4強打ァ 阪神など視察3球団の前で
「春季高校野球奈良大会・準々決勝、天理9-0橿原学院」(7日、佐藤薬品スタジアム)
“天理のバレンティン”こと、プロ注目の4番・神野太樹外野手(3年)が2安打4打点の活躍で4強へ導いた。
身長172センチ、体重77キロ。色黒で、ユニホームは隆起した筋肉でピチピチだ。“本家”とは反対側だが、右目の下にはほくろもある。その風貌から、チームメートに「バレンティン」と呼ばれる強打者が、阪神など3球団の前で快音を響かせた。
八回1死満塁は右中間を深々と破る3点三塁打。「自分の打撃ができた」。高校通算11本塁打ながら、近鉄、阪神でプレーした中村監督が「右翼、中堅にも放り込む」と評価するパンチ力を見せた。
奈良大会優勝まであと2勝。15年夏以来の甲子園出場へつなげるためにも、春も頂点を狙う。