高卒ドラ1コンビ鈴木&小笠原快投で勢いつける
中日は9日からのDeNA3連戦の初戦(岐阜)に鈴木翔太投手(21)、2戦目(ナゴヤドーム)に小笠原慎之介投手(19)が先発する。チームは借金9で最下位と低迷する中、4年目と2年目の高卒ドラ1コンビの快投で、流れを変える。
鈴木は今季初先発となった2日の広島戦(マツダ)で、4回2/3を4安打4失点。自責点は1だったとはいえ、五回につかまった。2死三塁から鈴木に同点適時打を浴び、あと1人でプロ初勝利の権利を手にするところから転がり落ちた。
鈴木はDeNA打線について「若い人が多いし、勢いにのせないようにしたい。筒香さんの前に走者をためないこと」と警戒。初登板となる岐阜で筒香を封じ、今度こそ初星をつかみ取る。
今季初先発となる小笠原は「いけるところまで腕を振って投げたい」と意気込む。鈴木と小笠原について、森監督は「結果が出る出ないは別として経験させないと。チームに勢いをつけるには一番いい」と語った。
このチャンスをつかむも離すも自分次第。まずは鈴木が反転攻勢の旗手になる。