巨人・菅野4連続完封ならず今季初黒星 猛虎の勢い止められず
「巨人2-4阪神」(9日、東京ドーム)
エースでも猛虎の勢いを止められなかった。巨人・菅野が序盤の失点に泣いて今季初黒星。52年ぶりの4試合連続完封も懸かっていたが、初回にいきなり糸井に先制適時打を浴び「結果的に(カウント)0-2から打たれて反省してます」と険しい表情を浮かべた。
初回1死三塁だった。「3球勝負という気持ちだった」という3球目の内角スライダーを糸井に右前にはじき返されて連続無失点イニングは「27」でストップ。「割り切りはできた」と振り返ったが、2死一、三塁では鳥谷に左前適時打を許し追加点を献上。1-2の三回には福留に痛恨の2ランを被弾し、8回9安打4失点。虎の主力を抑えきれなかった。
チームは阪神相手に4試合連続初回先制打を浴びる形となり、高橋監督は「最初に取られるのは考えなくちゃいけないところ」と話した。埋めたかったゲーム差も、これで3・5。菅野は中6日が続けば、23日に阪神と再戦する。「再来週また甲子園である。今日の反省を生かして、やっていきたい」とリベンジを誓った。