DeNA・筒香、執念のV打 打率3割到達も「チームが勝てばいい」
「中日3-4DeNA」(11日、ナゴヤドーム)
DeNA・筒香嘉智外野手が、4番の仕事を果たした。
執念の決勝打だった。七回に同点に追いつき、なおも2死三塁。筒香が、岡田の変化球に体勢を崩されながらも食らいついた打球は右前に落ちた。この一打にベンチの盛り上がりは最高潮に達した。
「ウィーランドに勝ちを付けたかった。いつも勝つためにどん欲に練習する姿を見てきた」。主砲は援護した真面目な助っ人が、白星をゲットしたことを素直に喜んだ。「必要な時にしっかり打ってくれる。4番とはこういうものだという仕事をしてくれた」とラミレス監督は、手放しで褒めた。
調子は、上向いている。今季2度目の3安打猛打賞をマークし、打率・303と大台に乗せた。それでも筒香は「自分の打率どうこうよりも、チームが勝てばそれでいいです」と平然と言ってのけた。
チームは連勝で、勝率5割に戻し、12日から本拠地で阪神と3連戦を行う。「今、ナンバーワン、首位のチームとぶつかっていく。エキサイティングな試合になると思う。この勢いをホームに持っていって、しっかり勝っていければ」と指揮官。頼もしい主砲が、けん引して首位の虎をたたく。