「マイナビオールスターゲーム２０１７」の開催要項発表会見が１１日、都内で行われ、全セを率いる広島・緒方孝市監督（４８）が、球宴で見たい選手として大谷の名前を挙げた。全パの日本ハム・栗山英樹監督（５６）も「僕も見たいですね」と同調した。

　兵（つわもの）どもが集う夢舞台－。野球ファンが見たいのは、やはりあの男だ。球宴で見たい選手を問われた緒方監督。思わず「正直、僕は大谷君が見たいんですよ」とファンの希望を代弁。隣に座る栗山監督に“おねだり”の形となった。

　大谷はオフに右足首を痛めてＷＢＣ出場を辞退。４月８日のオリックス戦で左太もも裏肉離れを起こして離脱して以降は、リハビリが続いている。そんな状況だけに緒方監督も「すいません」と栗山監督に“謝罪”。ただ栗山監督は「僕も見たいですね」と、これに同調した。

　大谷に関しては栗山監督も「状態がどういうふうになるのか。もう少したたないとメドが立たない」という状況。それを踏まえ「個人的には見たい？もちろん。将来の野球にあいつがメッセージを送ってくれると信じて（二刀流を）やっているわけだから」とした。

　ファン投票で選出された上で、復調具合を見てという難しい条件ながら「リアル二刀流」での出場にも「夢を与える責任もあるし、場所でもある」と話す。真夏の夢舞台で奇跡が見られるか。大谷の完全復活が待たれる。