日本ハム・大田 感極まった!“古巣”東京ドームでプロ初1試合2発

 「日本ハム15-1ロッテ」(12日、東京ドーム)

 思い出の詰まった東京ドームでお立ち台に上がった日本ハム・大田は感極まった。昨年まで在籍した巨人の本拠地でプロ初の1試合2発。「いろいろ心境はあるんですけど、すごくうれしい。ファイターズ最高!」と叫んだ。

 まずは二回。涌井の甘く入ったシュートをフルスイング。左中間席へ2号ソロを運んだ。昨年6月5日、日本ハム・大谷から放って以来の東京ドーム凱旋弾で打線爆発の口火を切った。7点リードした五回にも涌井のカーブを力みのないスイングで右中間席へ3号2ラン。

 大田に誘発されるように、チームも前身の東急が記録した50年以来となる球団タイの1試合7本塁打。今季最多の15得点で圧勝した。「僕一人でやった訳ではないですけど、最高です」と声を弾ませた。

 特別な思いで臨んだ一戦だった。移籍後初の東京ドーム。思い出の地で早出練習に参加し、ロングティーで汗を流した。試合前の力む姿を見た栗山監督は「力を抜いていけ」とアドバイス。試合で実践し、結果につなげた。大田は「価値ある1日、いい経験になりました」と喜びをかみ締めた。

 最下位で終えた4月から、5月は7勝2敗と好調。栗山監督は「感動のドラマが推進力になる。チームにとって大事なんだ」。反攻へ向けた新戦力の台頭を喜んだ。

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