ソフトバンク 熊本で柳田今季初猛打賞だモン

 「ソフトバンク3-2楽天」(13日、藤崎台県営野球場)

 熊本復興への思いを一回から形にした。敵失絡みで無死一、二塁。本調子ではなかったソフトバンク・柳田が美馬のスライダーを左翼線へはじき返し、先制の2点二塁打とした。「後悔しないよう自分の間合いとスイングで。しっかり振った結果」。開幕から30試合続いた楽天の「初回無失点」を止めた。

 三回に中前打。七回の右前打は3点目につながった。試合前の打率・234。3安打猛打賞は今季初だ。開幕36試合(欠場2試合)目で初の猛打賞は、レギュラーとして迎えた2013年以降では最も遅い。お立ち台で「熊本の皆さんに逆にパワーをいただいた。ありがとうございます」と感謝を述べた。

 前日の12日は被害の大きかった熊本県益城町の小学校を訪問。子どもたちの笑顔に「打てないぐらい、どうでもええなと思って、それが良かったかも」。球団の選手会副会長としても、13日の試合前に選手会が球場に招待した地元小学生と交流。「ポジティブにやろう」と前を向いた。

 辛くも逃げ切っての5連勝で貯金10。楽天に1・5ゲーム差と迫った。工藤監督は「冷や冷やしたけど勝つところを見せられて良かった」とうなずく。柳田は駆けつけた熊本のファンに「シーズン優勝で恩返しをしたい」と誓った。

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