オリックス5連敗で貯金0 衝撃続々 西2軍落ち、体調不良で安達交代…
「オリックス2-8西武」(13日、京セラドーム)
最後は小谷野が力のない遊ゴロに倒れ試合終了。オリックスが今季初の5連敗で4月7日以来となる勝率5割に逆戻り、3位はキープしたものの西武に並ばれた。
福良監督が「誤算ですね」と言ったのは先発のコーク。三回途中に体の不調を訴え降板。4月の快進撃を支えた先発陣が崩れると、なかなか立て直すのは難しい。リリーフ陣は失点を重ねていった。
試合前には別の衝撃も走った。12日に5回6失点でKOされた西が登録抹消されたのだ。故障以外の理由での離脱は6年ぶり。指揮官は珍しく険しい表情で「もう一回やり直してこいということです。この3試合を見て決めました」と突き放した。ここ3試合の先発はいずれも序盤に失点し、3連敗。チーム状況は決して良くはないがあえて、厳しい決断を下した。
野手も深刻だ。四回に中島の適時打で27イニングぶりに得点するが、安達が体調不良のため六回の守備から交代。小谷野は5試合無安打。36歳のベテランは疲労のピーク。指揮官は「本当は休ませたいけど代わりがいない状態。安達も明日は難しいでしょうね」と台所事情を明かした。苦しい状況は続くがそれでも「またここから。明日からスタートです」と前を向いた。