楽天・茂木 人生初満塁弾 32戦で8発!“史上最強1番打者”真弓上回るペース!

 「ソフトバンク2-9楽天」(14日、ヤフオクドーム)

 失投を逃さずに仕留めると、打球は左翼ホームランテラスのフェンス最上部で弾んだ。「満塁ホームランは野球人生で初めて。先輩たちがつないで回してくれて、最高の結果が出た」。楽天・茂木が昨季の7本を32試合目で超える今季8号。初めて味わうグランドスラムで進化を示した。

 会心のひと振りだった。「追い込まれていたので、外野フライを打とうと思って必死に粘った結果が良かった」。直球が5球続いた直後の高めスライダーに反応。逆方向へのアーチは昨季の1本から今季3本目となり「強く振れたので飛んでくれたと思う。自信にもなる」とうなずいた。

 小柄ながらもみなぎるパワーの源は「リスト、背筋の強さ」と礒部打撃コーチ。不動の1番として、長打力に磨きがかかった今季はシーズン35発ペース。“史上最強1番打者”と称された真弓明信(阪神)が85年にマークした34本塁打を上回るハイペースだ。

 母の日の最高の贈り物になった。「いつも心配ばかり掛けているので、元気な姿を見せることができた」と茂木。この日朝、母・美恵子さんにメールすると「頑張ってね」と励ましを受けた。感謝の気持ちを力に変えた。

 2位ソフトバンクとの直接対決を1勝1敗で終え、2・5差。強さの中心には、茂木がいる。

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