日本ハム・エスコバー わずか3球で来日初星 メンドーサ退場のピンチ救った
「日本ハム4-2ロッテ」(14日、東京ドーム)
緊急事態を新助っ人が救った。2-2の同点で迎えた五回2死一塁。メンドーサの危険球退場で、急きょ登板した日本ハム・エスコバーが無失点に抑え、ピンチを救った。その裏、打線が勝ち越し、来日3試合目の登板にして、わずか3球で初勝利が転がり込んできた。
「本当にスクランブルだったけど、自分なりに仕事はこなせた。こういう形で勝ち星をもらえるのが野球の面白いところ」
出番は突然だった。五回、メンドーサが清田の頭部付近へ投げ込んだ。よけたかにも思われたが判定は死球。栗山監督の猛抗議も受け入れられず、メンドーサは退場処分となった。エスコバーのブルペンでの準備はわずか3球。2死一塁から柴田に死球を与えて一、二塁とされたが、鈴木を一ゴロに抑えて切り抜けた。
昨季はダイヤモンドバックスで先発、中継ぎをこなして25試合に登板。「(ブルペンでは)10球ぐらいで肩は温まる」という助っ人が期待に応え、チームも2度目の4連勝だ。