オリックス6連敗で4位転落 国産打線奮わず…福良監督、モレル昇格決断
「オリックス1-6西武」(13日、京セラドーム大阪)
とうとうレオにのみ込まれた。オリックスは勝率5割の3位で並ばれていた西武との直接対決に敗れ4位転落。今季ワースト6連敗で最大8あった貯金はいつの間にか使い果たし、借金生活に突入してしまった。
劣勢をはねかえせない。3点を先制された直後の初回、相手先発・ウルフの暴投による1点のみ。この日、安達が体調不良で出場選手登録を抹消された。代わりに昇格し「2番・右翼」でスタメン出場した岩崎は三回1死二、三塁から投手へのゴロを放ち、ホームを狙った三走・若月が走塁死。足で得点を奪いにいったがホームは遠かった。
助っ人・ロメロの離脱による“国産打線”では迫力不足は否めない。先制を許す展開に福良監督は「キツいですね。メンバーを考えると」とポツリ。9日のソフトバンク戦からこの日までの6試合は計6得点。試合後、打線の起爆剤としてモレルの昇格を決断した。
全員でこの難局を打破する。15日は当初予定していた投手練習から主力野手を除く全体練習に変更。休日返上でバント練習に時間を割き、得点力不足の解消を図る考えだ。
下を向くつもりは毛頭ない。この日の敗戦で2カード連続、今季3度目の同一カード3連敗。踏ん張りながら、再浮上を狙っていく。