早大・小島、初完封 通算100K 13年センバツ浦学V左腕

 「東京六大学野球、早大1-0立大」(14日、神宮球場)

 早大が投手戦を制して先勝。13年センバツ優勝左腕の小島和哉投手(3年・浦和学院)が2安打しか許さず、リーグ戦初完封勝利を挙げた。慶大は逆転勝ち。今秋ドラフト候補・岩見雅紀外野手(4年・比叡山)が1安打1打点で勝利に貢献した。高橋亮吾投手(2年・慶応湘南藤沢)がリーグ戦初勝利。

 エースの責任を果たした小島が、グッと左拳を握った。最後は通算100奪三振となる空振り三振で締め、リーグ戦初完封。「絶対に結果を出さなくちゃと思っていた。勝てたことにホッとした」と、頬を緩ませた。

 開幕前にひねった右足首が4月下旬に悪化。前カードの東大戦はベンチ外。負傷明けで1回戦先発を任され「期待に応えたかった」と気迫十分。130キロ台後半のキレのある直球にツーシームなど変化球の制球もよく二塁すら踏ませなかった。

 現役最多の通算13勝目は、リーグ戦初勝利を挙げた2年前と同じ母の日の白星。観戦した母・美和子さんにウイニングボールを手渡した小島は「1年生の時のように、優勝を目指して頑張りたい」と、歓喜の再現を誓った。

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